宇部市は地元企業などと、7種類のハザードマップを重ね合わせて見られるデジタルマップの開発に取り組み、市内の小中学校で実証実験を始めた。その一環として、上宇部中学校2年生クラスで、マップを使った防災授業が行われ、タブレットに映し出された災害種別ごとの危険区域を確認した。1時間の授業の中で、NPO法人防災ネットワークうべの三浦会長から自然災害の説明があり、その後、生徒はグループとなって、ハザードマップを検索したり、3次元(3D)で立体的に地形が見られる機能を駆使して地域防災への理解を深めた。市は、今年の実験結果から防災教育にどのように活かせるか検証し、市内全小中学校で効果を挙げることを目指している。